皆様、ごきげんよう。曼珠沙華ことリリィ( @iroiro_w_168 )です。
センスは育った環境で決まる?
先日、百貨店で靴を購入したのでこの記事を書こうと思いました。
センスはその人の育った環境がモロ影響していると思います。
とはいえ、親が着せていた趣味がそのまま続くとも限りません。
母親はカジュアルが好きで、奇妙な色を好み、それがやたらしっくりきます。
一方、私は大人フェミニンやガーリーの甘めでレースやフリル、きれいめ大人カジュアルが好き。
母親は幼少期からこういって育てました。

母親
キレイな服を着るのは当たり前!
本物かどうかは時計と靴をみなさい。
小物にお金をかけれる人は比較的余裕がある人だから
自分で服や靴を買うようになってわかりましたが、本当に時計と靴は優先度が低いです。
腕時計なんて趣味じゃなければ1つあればいいし、靴もあわせやすい色合い(白、黒、ベージュ)に絞ればそんなに足数持っていなくても何とかなります。
足の悩み
母親は140前半で低身長で足のサイズも小さいです。
21.5cmで甲薄幅狭で日本人の平均とはかけ離れていて、普通のお店では店頭に並びません。
自然と高めな靴になります。
最近はOLを辞めてオシャレな靴で出かける場所が減って買わなくなりました。
逆に、私は甲高幅広で母親とは真逆の足です。
無理して手頃の値段の靴を履いて誤魔化していますが、合うのは同じように高めの靴です。
カバンとサイフ
母親はブランド物のカバンとサイフが好きです。
ブランド物と書きましたが、ハイブランドのCHANELやルイ・ヴィトンではなくて、手頃で良い品を取り扱っている無名のブランド発掘のようなことが好きなのです。
私が幼少期の頃はバブル過ぎたぐらいで、家にはハイブランドのカバンもありました。
今でもサイフは常に2~3つ所有していて、その時々の気分で使うものを変えています。
黒いサイフだったのにいつの間にかゴールドになっていたり。
これが当たり前で最近は特に気にならなくなりました。
サイフは買わない
実のところ、生まれてこの方サイフを買ったことがありません。
二十歳過ぎたころなら普通は自分で買うだろうと思うのですが、やはり買ったことがない。
今のサイフも母親からの誕生日プレゼントです。
数年前、雑貨屋のサイフ(約3000円)を手に取った時はびっくりしました。
材質がチープ(ごめんなさい)で「こんなの直ぐに傷まないの?」って思いました。
カバンも買わない
カバンも去年まで一度も買ったことがありませんでした。
デートの時は母親のブランドバッグを借りれば良いからです。
良さそうな(好みそうな色合いや機能性)カバンがあれば勝手に購入しておいてくれたりして、買う必要もなかった。
出掛ける回数が増えて、1つを使い続けていると痛むのが早いし……ということでプチプラのカバンを買ってみたのです。
チープと思ったサイフと同じ値段のカバンですよ。
そしたら到着した時点でもう取っ手の部分が食い込んで凹んでいました。
中をみたら裏地もあまり縫い付けてないわ、ジーパンの色移りはするわでびっくりしました。
二度と安物は買わないと決めました。
少し高くてもいいものは丈夫で使っていて色移りしたなんて……今まで経験がありませんでした。
乱暴に扱うことはしなければ、ある程度の期間は使えます。
糸がほつれたり持ち手が切れたら基本的にどのブランド物でも捨てます。
恋人は至って庶民的
こんな風にブランド品ばかり使っている私と違い、恋人は全く普通。
私と知り合うまで百貨店すら行ったことがありませんでした。
ある日、ブランド物の話をした時に彼はこう言いました。

恋人
グッチとかルイ・ヴィトンって皆持ってるからわりと安い方なんでしょ?
スーパーカーの価値はわかってもブランド名に詳しくない人だとこんなものです。
知らないっていうのはそういうこと。
だから母親は恋人を百貨店に連れて行くことを勧めます。
彼は知人たちにも「何も知らないんだね」と笑われることは多いらしいです。
世界が違うと感じた初めての百貨店
恋人と初めて新宿伊勢丹へ行ったとき。
このとき、デパコスも購入したのですが本来の目的は母親のお使いでした。
「食べたいパンが京都から出張してるから買ってきて」と。
平気で1斤1000円するパンをいくつも買っている私を見て彼は驚いてました。
バックヤードとフロアを出入りする従業員が必ず(どんなに荷物を持っていても)お辞儀をすることにも驚いていました。
この接客は百貨店に限らず、スーパーでも私の職場でもしてるので物珍しさはないのに。
恋人の中では百貨店は金持ちしかいないと想像していたようですが、地下と1~2階なら比較的リーズナブルな買い物ができるとわかったみたい。
別館の連絡通路を使ったとき
またある日「新宿伊勢丹 メンズ館」から連絡通路を使い、本館に入ることがありました。
連絡通路があるのは3階、そのフロアは海外のデザイナーズブランドがあります。
目の前にディオールのロゴが見えた瞬間「ヤッベ!変なフロアきちゃった」と思いました。
サンローランとトム・フォード、連絡通路横のグッチ。
男性の店員さん女性が相談しながら長財布を選んでいて「誰かへのプレゼントかな」と、ぼんやりと思いました。

恋人
あそこ、センスいいのばっかりだったね
ブランドに詳しくない人でも、オシャレなものは見てわかる。
値段が張るものはどのようなものなのか、価格は適正なのか。
物の価値を知り、良さを知ることも1つの経験だと思っています。
両極を体験することが大事
幼少期からブランド物に触れる機会が多かったことは価値観に強く影響しているのは間違いありません。
叶恭子さんも、書籍の中で
「金銭面に余裕があっても自分も消費者の一人であり、価格が適正かどうか見極めます」
というようなことを書かれていました。
それなりと手頃の両方がわかることで、その人の価値観と目利きができるようになるのかもしれません。